アプリケーションノート
回収ガラスの品質改善
ガラスは容易に再生可能な材料ですが、溶解炉に入れられるクリーンなガラスカレットを、その他の混合/汚染廃棄物（セラミックや金属など）から処理装置で正確かつコスト効率よく分離させる必要があります。
大量ガラスソーティングおよび分離システムX-STREAM-Gは、実証済みの蛍光X線分析（XRF）テクノロジーを使用して特殊な材料化学分析でガラスをソーティングします。以下を含む特殊なカレット混入物質を識別し抽出するための、最も採算の合うソリューションとなっています。
- 有鉛クリスタルガラス
- ガラスセラミック、パイロセラム、高温ガラス
- Cu、W、Al、その他の金属
- Pb、Br、Sn、Sb、その他の有毒物質
X-STREAM-Gの特長：
- 密度ではなく化学分析結果により迅速に判別
- 1時間当たりトン単位の容量の処理が可能
- 市場の需要に合う新しい用途に対処できる柔軟性
- より広い範囲の材料を分析
- 低い所有コストで業界内での信頼性が高いシステム
X-STREAM-Gの標準性能
X-STREAM-Gは、リサイクル可能なカレットの損失を最小限にとどめ、大量の材料を処理できるよう、頑丈に設計されています。 処理量はクライアントの要件に合うように柔軟に対応可能です。 標準的な分析時間は数ミリ秒ほどで、高い精度を持っています。
- 1時間あたり5、10、または20トン
- ウェットまたはドライカレットに対して正確な分析を実行
- 二次汚染した処理材料（混ざり合ったガラス、金属、プラスチック、紙類など）にうまく対応
- 平均サイズ>1インチ 2 のガラスカレットを>99%除去
X-STREAM-Gの操作モード
X-STREAM-Gは破砕機の前または後に配置し、材料がスライドウェイやコンベヤーに乗って来ると、ガラス混入物質を検出し、処理ラインからはねることができます。
- 材料がXRFセンサー領域に運ばれます。
- 個々にスペクトル取得が行われ、頻繁に更新されます。
- スペクトルが処理され、インジケータ強度のしきい値を超えると、信号がソーティングアクチュエーターに送られます。
- 廃棄する材料は廃棄箱または除去コンベヤーにはねられます。
X-STREAM-Gの性能データ
ガラスのリサイクル業/処理業では、カレット内の小さなガラスセラミックや有鉛クリスタルガラスの破片を検出することが求められています。 これらの材料をクリーンなカレットからうまく識別して取り除くために、特定の元素マーカーが使用されています。
有鉛クリスタルガラス、ガラスセラミック、コンテナーガラスのスペクトル比較。 標準滞留時間<100 msで取得。
関連製品
X-STREAM
X-STREAMとX-STREAM：ガラスを化学組成により自動で識別・分類する高速自動ソーティングシステムです。 金属、ガラス、鉱物のリサイクルを、高速、正確、収益性という新たなレベルに引き上げています。