ご注意ください」:プロテインパウダーに何が含まれているか知っていますか?

Protein powder

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Dillon McDowell

2019年 1月 8日

今日市場に出回っている大部分のプロテインパウダーには、乳清や大豆、カゼインが含まれています。ただ、その他はご存知ですか? プロテインパウダーを栄養補助食品と捉えている消費者にとって、プロテインパウダーは口から摂取するものであるにもかかわらず、米国では規制対象外であると知ったら驚くかもしれません。 食品医薬品局(FDA)は食品や添加物に対する指針を規定していますが、プロテインパウダーの生産者がこうした指針に従うことは義務付けられていません。 FDAの規制の食品添加物と食物に関する制限値の概要は以下で確認することができます。
www.fda.gov/food/ingredientspackaginglabeling/foodadditivesingredients/

隠れた危険?

プロテインパウダーにはリストに記載されていない成分が含まれている可能性があります。 植物は土壌から重金属を吸収することがあり、重金属が結果的にプロテインパウダーに含まれる可能性があります。

Vanta™ハンドヘルド蛍光X線分析計 でプロテインパウダーを検査

私たちはVantaハンドヘルド蛍光X線分析計を使用して4種類のプロテインパウダーを検査する機会を得ました。 検査には、Vanta VMWモデルを使用してGeoChemモードで行いました。 ポータブルのVanta分析計なら、プロテインパウダーの正確な元素分析をわずか数秒で行うことができます。

FlexoFORM

結果

検査したプロテインパウダーでは、鉛(Pb)やカドミウム(Cd)が含まれているという指標は得られませんでした。 ただし、既知の発がん性物質(がんを引き起こす可能性がある物質)である臭素(Br)が高レベルで確認されました。 臭素はプロテインパウダーの原料となった植物質に付着した殺虫剤に由来するか、あるいは臭素酸カリウムという添加物によってもたらされた可能性もあります。 消費者が摂取する生産物への臭素酸カリウムの使用は、EU、カナダ、その他複数の国で禁止されています。 FDAが食品中の臭素の許容量に対して制限を課している一方で、米国は臭素系添加物の使用を全面的には禁止していない国の一つです。

さまざまなタンパク質栄養補助食品中の重金属。 PPM単位の検査結果。 表示エラーは1-シグマ。不検出("ND")の場合は3-シグマエラー

試料
クロム
+/-
臭素
+/-
ヒ素
+/-
カドミウム
+/-
+/-
水銀
+/-
試料1
ND(データなし)
6
4.6
1
ND(データなし)
3
ND(データなし)
4
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
試料2
17
2
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
試料3
ND(データなし)
6
13.8
1
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
試料4
ND(データなし)
6
15.4
1
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3
ND(データなし)
3

口にするものの安全を保証

特に人々が口にする食品やサプリメントを扱う場合には、消費者の安全が最優先です。 Vanta蛍光X線分析計は、複数の有害物質のスクリーニングを効果的に行って、消費者、規制当局、食品メーカーに重要な情報を提供することができます。 Clean Label Project(クリーンラベルプロジェクト)がプロテインパウダーの調査を行い、同様の結果が確認されています。www.cleanlabelproject.org/protein-powder/。 こうしたデータが得られたことで、健康で安全な食事についてより多くの情報に基づいて判断することができるため、「口にするものに注意を払う」ことが新たな重要性を帯びています。

出典
www.cnn.com/2017/12/06/health/protein-powder-pros-cons/index.html
www.cleanlabelproject.org/protein-powder/

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Dillon McDowell

Senior Applications Scientist, Analytical Instruments

Dillon McDowell is a senior applications scientist at Evident, specializing in using X-ray fluorescence (XRF) and other analytical technologies in alloy, precious metals, and regulatory (RoHS and consumer product safety) applications. Before joining Evident, Dillon was a research assistant at Northeastern University’s Nanomagnetism Research Group. Dillon has a Bachelor of Science in physics and a Master of Science in mechanical engineering from Northeastern University and has been published in the Journal of Material Chemistry C.