7.1 一次金属

超音波探傷チュートリアル

製鋼所 棒鋼

インゴット、棒鋼、平板、チューブなどの一次金属製品は、さまざまな製品の原材料です。 材料に欠陥があると完成品にも欠陥が存在することになるため、こうした一次製品は一般にその製造元で検査されます。

前述のように、多チャンネル水浸探傷システムは自動検査に使用できます。 一度に複数のプローブを使用して、製品がプローブの前を通過したり、プローブが製品の上を横切ったりすることにより、検査スピードと欠陥検出力が向上します。 例えば、チューブやパイプの亀裂検査では、斜角または水浸型探触子で横波を生成して、軸方向と円周方向の両方を調べます。 平板の検査では、多くの場合ペイントブラシプローブで部品の上をラスタースキャンして、確実に100%の部位を検査します。

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