フォーカルロウ・シーケンス(セクタースキャン)
超音波フェーズドアレイ チュートリアル - 目次
セクタースキャンのフォーカルロウ・シーケンスは5. 1章で説明しているリニアスキャンのフォーカルロウ設定に酷似しています。屈折角範囲も選択の必要があるという点では異なりますが、5. 1章でリストアップされているパラメーターを入力する必要があるからです。屈折角範囲の選択以外は5. 1章でリストアップされているその他全ての要件が適用されます。従来型の超音波探傷(UT)設定であるパルサー、レシーバーおよび測定ゲートの設定の他に、超音波フェーズドアレイでは超音波ビームと電子ステアリング(フォーカルロウ)の特性も同時に設定する必要があります。
ユーザーが実施すべき入力項目:
- 材料音速
- 同時励振振動素子数(プローブの開口幅を形成するために使用される振動素子の数)
- スキャンに使用される1番目の振動素子
- 電子走査線(ラスター)の最後の振動素子
- スキャンの開始角度
- スキャンの終了角度
- スキャン時のスライド角度のステップ幅
- 意図する焦点深度
- 焦点深度はフォーカス(焦点)を効果的に形成するために近距離音場限界距離(N)より近点に設定する必要があります。
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