BIS PA:棒鋼探傷システム—フェーズドアレイ
BIS PAは、フェーズドアレイ技術を使用して丸棒および角棒の全容積を検査します。このシステムでは、棒鋼の真直度にばらつきがあってもプローブの位置を適切に調整するために、独自の「浮動ヘッド」の概念を採用しています。
棒鋼探傷システム(BIS)—フェーズドアレイ
概要
棒鋼探傷システム(BIS)は、自動検査システムに統合されたフェーズドアレイプローブを使用して、生産性を維持しつつ厳しい品質管理基準を満たすターンキーソリューションです。 主な利点は以下のとおりです。
- 丸棒と角棒に対する100%のインライン内部検査
- 自動校正によりオペレーターのスキルへの依存を抑制
- 浮動ヘッド設計により棒鋼の形状に合わせた探傷と耐用性を実現
- 水浸タンクを使用する 良好なカップリング
- 動的条件下でも 小さな欠陥を検出可能な 高密度データ収集機能
- 切り替えがスピーディーでダウンタイムを抑制
- フル稼働の生産 ラインで得られる再現性のある検査データ
このシステムは、炭素鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、およびチタン製の黒皮棒とミガキ棒の品質管理用の使いやすいソリューションとして設計されており、以下が含まれます。
- 専用プロジェクト管理
- 装置、プローブ、および機械的装置
- 給水管理システム
- ソフトウェア
- 引き渡し、トレーニング、およびアフターサービス
全内部検査—内部および表面近傍の欠陥を検出
フェーズドアレイ(PA)プローブは、棒鋼の内部および表面下の両方を探傷するために縦波と横波を切り替えるようにプログラムできます。 プローブは、システム内を移動しながら棒鋼の断面全体を検査するように配置して使用できます。
また、同じプローブホルダー(カセット)に対して特定の直径 / サイズ範囲および棒鋼形状別にプローブをグループ化することで、全内部検査を確実に行い、クロストークを抑えると共にサイズ替え時間を短縮できます。カセットにはウォータージェットが備えられているため、プローブ表面に堆積したスケールや気泡が除去されます。
スピーディーな探傷、再現性のある検査データ
オリンパスの探傷システムはスピーディーで、鉄鋼製造業界で要求される生産性の実現に貢献します。 このシステムは国際品質規格に準拠しており、生産性に妥協することはありません。
浮動ヘッド設計
棒鋼は浮動検査ヘッドが組み込まれた水浸タンク内を通過します。 プローブが大量の水で満たされたタンク内にあるため、カップリング条件が良好です。
プローブは浮動ヘッドに固定され、そのヘッドが棒鋼の形状に合わせて動きます。 このシステムは、棒鋼の真直度にばらつきがあっても棒鋼の中心線に対して垂直にプローブを維持するため、小さな欠陥であっても再現性のある検査結果を得ることができます。
自動校正
徹底的な探傷を行うには、各フェーズドアレイプローブを校正する必要があります。 校正時には、各プローブの開口面を既知の欠陥上に通すことで、プローブのゲインレベルが自動的に調整されます。 この機能により、各フォーカルローの校正を容易に精度良く実行できるため、ユーザーのスキルに依存することなく、時間を節約できます。
- すべてのプローブは単一の自動シーケンスで校正可能
- 通常の生産条件では校正チェックが実行される
- 各基準欠陥を検証することで、アラームレベルを超える欠陥を検知
- 探傷結果は分かりやすいビューに表示される
Software, Probe Holder, and Acquisition Unit
フェーズドアレイプローブ、強力なデータ収集装置、および高性能ソフトウェアを組み合わせて使用することで、強力で使いやすい探傷システムとなります。
プローブ変更の自動化
さまざまな棒鋼径用プローブは、すべて単一のプローブホルダー(カセット)に装着されます。 これによって、棒鋼径に合わせて電子制御でプローブが変更されるため、手動で脱着する必要がありません。
フェーズドアレイデータ収集装置
QuickScan PA 32:256モジュールはIP55規格に準拠しており、産業環境に容易に統合できるよう設計されています。
容易な設定
ソフトウェアのウィザードを使用することにより、被検査材部品のサイズに合わせて簡単に設定を作成できます。 棒鋼の直径ごとに探傷構成と校正パラメーターを保存し、簡単に呼び出すことができます。 最終的な検査結果は合成されて表示され、合格および不合格の棒鋼鋼管を明確に比べることができます。
- 事前設定した検査設定にすばやくアクセス
- ユーザーアクセスを制限し、オペレーターのエラーを抑制
- 校正情報と検査情報をトレーサビリティのために保存
- システムを検査アプリケーションに統合でき、ユーザー操作を簡易化