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渦流アレイ(ECA)による材料表面下の腐食検査

Aero_OmniScan_MX_ECA_02B.psd

航空機は繰り返し急激な温度変化に曝されるため、機体のアルミニウム外板内側には結露や湿度が溜まりやすくなります。この積層にある湿潤環境は、結果的に目に見えない腐食の原因となるため、定期検査で腐食を検出し、補修する必要があります。

航空宇宙産業のソリューションの一部として、オリンパスは先進のファスナーおよび表面近傍に存在する腐食を検出する渦流技術を推奨しています。この先端技術により、民間航空機や軍用機の機体のアルミニウム層に発生する腐食の深さの検出、サイジング、評価を行い、効率的に正確な探傷を可能にします。

特長

内部近表面腐食領域

Sample_ECA_737_01.psd
Sample_ECA_737_01.psd

範囲および深さカラー校正

OS_ECA_Corrosion_06.psd

次の例は、腐食の検出に伴う値を示します。

ピンク色 = 腐食の深さ40%

赤色= 腐食の深さ30%

黄色= 腐食の深さ20%

青色= 腐食の深さ10%

この用途に使用される製品

OmniScan MX ECA/ECT

渦流アレイ探傷を行います。 検査の構成では、ブリッジあるいは送受信モードで32のセンサーコイル(外部マルチプレクサーの使用で最大64センサーコイル)に対応します。 使用周波数は20 Hz~6 MHzで、同時に多重周波数を使用するオプションもあります。