EPOCH 6LT
はじめに
高い機能をそのまま携帯
ロープアクセスの検査中、快適性や安全性を損なわずに、探傷器で必要な非破壊検査の機能を活用できます。 EPOCH® 6LTの超音波探傷器と当社のロープアクセス用アクセサリーキットを使用すると、脚やハーネスに装置を容易に装着でき、完全にハンズフリーの操作を行うことができます。 装置の配置方法に応じて、検査ディスプレイをポートレートモードまで回転し、A-スキャンおよび関連する読み取り値を適切に視覚化できます。 ユニットを固定し、片手でパラメータを調整することで、もう一方の空いた手でバランスを取って操作できます。
用途
オフショアプラットフォームの検査
オフショア石油プラットフォームは、特に腐食しやすい鋼鉄性の構造です。 このため、非破壊検査(NDT)の腐食と溶接部の検査が不可欠です。 EPOCH 6LT探傷器には、石油掘削装置で作業するロープアクセスの技術者が快適に使用でき、作業を完了するための機能が装備されています。 革新的な腐食検査モジュールソフトウェアオプションを使えば、海上でロープにより吊り下げられている場合でも、腐食検査スキャンを迅速かつ効率的に実行できます。 溶接関連のサポート機能を完備しているため、さまざまな手順やサイジング技法に従い検査を完了できます。
稼働中の風力タービンの検査
稼働中の風力タービンタワーとブレードは、ロープアクセスのNDT技術者が定期的に検査を行っています。EPOCH 6LT探傷器は、単一の装置で両方の検査を実施できるように効果的に設計されています。 EPOCH 6LT探傷器の音響とサイジングの機能は、風力タワーの溶接部の検査に最適です。 タービンブレードの検査では、ブレードの複合材料の減衰と音響散乱の特性上、非常に高度な装置が必要ですが、EPOCH 6LT探傷器であれば良好に対応できます。
ブリッジと構造用鉄鋼の検査
EPOCH 6LT探傷器では、ダイナミックな指示評定用オプションのAWS D1.1/1.5溶接部評定計算機など、ブリッジと構造用鉄鋼の検査に必要な機能をすべて備えています。 各EPOCH 6LT探傷器にはDAC/TCGやDGS/AVGなど機能要件も含まれているため、溶接部や母材の評価用に柔軟な検査ツールを利用できます。