革新的な Swoptix テクノロジー:アダプター交換せずに視野を切替 ― IPLEX One が航空業界のにおける整備作業の常識を覆す
航空機の整備や修理、オーバーホール(MRO)の現場では、ダウンタイムの削減が常に重要な課題です。航空機の運航停止時間が長引くほど、その損失は大きくなります。その中で、検査員にとって、光学アダプターの交換のたびにスコープを抜差しする作業は、検査時間を延ばす大きな要因となっていました。
1. Swoptix™ による光学アダプター交換の手間を削減
タービン検査において、直視・側視の切り替えや観察深度の変更が必要になるたびに先端アダプターを交換する必要があり、これが検査時間を延ばす大きな要因となっていました。Swoptix テクノロジーは、業界初の切替式光学アダプターを採用。アダプター交換を行うことなく、ボタンひとつで視野方向や観察深度を瞬時に切り替えられます。
- メリット:検査時間の短縮に加え、スコープの抜差し回数を減らすことで、挿入部への負担や破損リスクの低減にもつながります。さらに、エンジン内部への小さな部品の落下による、重大な異物混入(FOD)リスクを低減できることも大きなメリットです。
2. 優れた到達性と操作性で狭所検査を効率化
エンジン内部の狭い箇所や複雑な検査経路では、スコープの挿入や操作が制限されるため、引っ掛かりのリスクが高まったり、検査に余計な時間がかかったりすることがあります。 IPLEX One は、U 字型プリズムを採用した新設計の側視アダプターにより、先端硬質部の長さを短縮しています。
- メリット:新設計の光学アダプターにより、狭隘部へのアクセス性が向上。ジョイスティック操作と先端動作がダイレクトに連動するため、ミリ単位の精度が求められる複雑な検査箇所でも、外科手術のように思い通りの精密な操作が可能です。
3. 業界トップレベルのステレオ 3D 計測機能(スコープ径 4 mm および 6 mm の両方に対応)
計測結果の信頼性は、飛行安全運航を支える重要な要素です。Swoptix ステレオ 3D 計測は、超高速画像キャプチャ技術により、シャッターを切った瞬間に高品質な計測データを取得。鮮明で再現性の高い計測結果を実現します。 さらに、高精度な 3D 計測機能と関連ツールを 4 mm および 6 mm スコープの両方で利用可能。ローター周辺の狭所から大型燃焼室まで、検査対象を問わず高精度な 3D 計測を実現します。
4. クラウドを通じて実現するシームレスなデータ活用
今日の検査員は、報告書などのドキュメント作成作業やデータ入力に多くの時間を費やすべきではありません。IPLEX One は ViSOL™ ソフトウェアと連携し、検査データをより価値のある情報へと変換します。
- レポート作成を効率化:装置上でレポートを自動作成できるため、報告書などのドキュメント作成にかかる時間を削減し、より効率的な検査業務を実現します。
- クラウドとのシームレスな連携:ViSOL™ は、社内クラウド環境はもちろん、API を介した顧客クラウドとの連携にも対応。検査データを自動的に同期し、高度な分析やデータ活用を支援します。
現場での使いやすさを追求した設計
IPLEX™ One は、優れた光学性能だけでなく、過酷な検査現場で求められる堅牢性と操作性を兼ね備えています。MIL-STD-810G および IP65 に準拠し、10.1 inch の反射防止モニターと、従来比 1.3 倍の明るさを実現したレーザーダイオード光源を搭載。タービン内部のような暗所でも鮮明な観察が可能です。さらに、モジュール間ワイヤレス機能(ベースユニットとオペレーションユニット)により設置自由度を高めるとともに、ワイヤレスリモコンによって、検査員の作業負担軽減と快適な操作環境を実現します。